評価ポイント
日々のPDCAが確実に回る
ノートに書くことにより、強制的に毎日PDCAを回すことができる。人間は具体的な行動が分からなければ実行できない。ただPDCAを回せと言われても具体的には何をやればよいかわからない。PDCAを深く理解したり、PDCAをさらに細かく分解したりして、具体的にすれば行動できるだろうが気軽にPDCAを回せなくなる。この本では「PDCAを回す」→「ノートに書く」と具体的にし、ノートにあるPDCAのフレームを埋めれば自動的にPDCAが完成するようにできている。
プロジェクトPDCAの使い方が具体的ではない
プロジェクトPDCAではプロジェクトに必要な「大事なポイントを3つ書け」と書いてある。しかしこの3つをどうやって決めるかが書いてない。直感で決めても良いと思うが論理的に決めたい人は鬼速PDCAを参照すると良い。
またプロジェクトPDCAではプロセス(工程)ごとにCHECK、ACTが存在するが、プロセスが終わったあとにやっても遅いと思う。
本を読む上で助けになること
第5章の内容は2つあると考えること
第5章の「PDCAを習慣化する方法」では途中から、生産性を高める方法が書いてある。そのため習慣化する方法だと思って読むと混乱する。なので、第5章は習慣化する方法と生産性を高める方法の2つが書いてあると考えるとよい。
フレームという言葉が高度すぎる
これに関しては私の「フレーム」に対する理解が乏しいのかもしれないが、「フレーム」という言葉の意味が広い。例えば本書では朝起きたら歯を磨くのも、通学・通学も「フレーム」という。しかしこの本に関しては、「フレーム」という言葉の意味を深く理解しなくても読み進めることができた。
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